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「蓮…寝るぞ」
「…」
なかなか寝室にこない俺を心配して龍哉さんは迎えにきてくれた
…やだ
多分、一緒にベッドで横になっても眠れる気がしない
俺はリビングで立ち尽くしていた
「蓮?」
龍哉さんが心配して近づいてくる
心臓がざわざわと騒ぎ思わず後退りしてしまう
「っ…さ、先に寝てください…まだ眠くないので…俺は…あとで寝ます」
と言ってソファに座った
「…そうか、…わかった」
龍哉さんもそれ以上は踏み込まなくて寝室へと戻った
「…っ…ふぇっ…っ!…」
龍哉さんに対する謎の嫌悪…
まだ好きなのに…体と心が拒否する
訳がわからなくて涙が溢れた
「…」
龍哉さんが寝室で俺が泣いてることを聞いてるとも知らず俺は声を押し殺して泣いた
そして、そのままソファで泣き疲れて眠った
ーガチャー
「まったく、何があったんだか…」
龍哉さんは眠る俺にそっと布団を掛け、再び寝室へと戻った
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