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だいぶ落ち着いたため、水を飲み一息ついた
「蓮…何があったんだ?」
「…ひとりになる…夢を見て…訳がわからなくなった」
と嘘をついた
「そうか、もう、触れてもいいのか?…さっきから蓮に触れてるが」
「もう、大丈夫です…昨日はすみませんでした…」
「顔色悪いが、もう少し眠るか?」
「龍哉さんが一緒に寝てくれるなら寝ます…でも、しなければいけない事があるならそちらを優先してください」
「…蓮、俺はいつだって、蓮よりも優先することはない」
「…ごめんなさい」
「そこは、ありがとうでいいんだよ」
「ありがとうございます」
寝室へ行き、龍哉さんは俺を抱きしめてくれたから俺はすぐに眠る事ができた
ここどこ?
『蓮くん、ココこんなになってるよ?俺の欲しい?』
え?…嫌だ
『嫌っ…助けてっ!龍哉さん!!』
龍哉さんに手を伸ばすが手を払われ
『触るな!…お前はもう汚いんだから』
『え?…』
『あぁーあ、言われちゃったね〜…俺なら蓮くんのことを理解して全てを受け入れるのに…俺にしなよ』
『嫌っ…嫌っ』
「れんっ…!…蓮!」
「っ!…ハァ、ハァ」
「蓮…大丈夫か?…また怖い夢でも見たのか?」
「……」
もう、夢なのか現実なのかわからなくなって涙がジワッと溜まった
「ほら、おいで」
と手を広げてくれる龍哉さんを見て困惑した
汚いから…俺は龍哉さんに触れることはできない…
「蓮…これは現実だ、夢じゃない…俺は蓮から居なくならないから安心して抱きしめられてろ」
そう言って俺を包み込んだ
俺は龍哉さんに抱きしめられるに値しないのに…
今は包まれることで俺の居場所がまだあることに安心した
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