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「あ、すみません」
と謝り帰ろうとすると肩を掴まれた
「ちょっと待てよ!」
と制される
何だか、懐かしい感じだなと思い振り向いてその人の顔を見た
物凄く不良に見える
「おい!痛でじゃねぇか、あ"あ"?
丁度イライラしてたから…俺のサンドバックになれ」
…めんどくさいことになった。
と言うか、うちの学校不良いたのかよ…
俺は下を向いて相手に訴えた
「…早く帰らないといけないんですけど」
「はぁ?そんなこと知るかよ」
「親が死にそうなんですっ!!今すぐ病院に行かないと!
俺、絶対後悔するからっ、見逃してください!」
と俺はバッと相手を見上げいきなり大声を出し、平気で嘘を言った
「えっ、お前の親大丈夫か?…絡んで悪かった、
早く病院に行ってやれ」
不良は焦って悪かったと謝ってきた
…うわぁ、信じた
俺の嘘って、リアルなのかな?
めんどくさい時にそれっぽい嘘で何度か見逃してもらったことがある俺は嘘をつく才能があるらしい
ま、いいさっさと帰らないと
俺は今度はちゃんと周りを見て、人にぶつからずに帰った
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