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時間…
そろそろ帰らないと
「そろそろ俺帰ります」
俺は部屋を出て外に出ようとした
「ちょっと待って、」
「いや、もう帰らないと…」
司が俺を止め帰るに帰れない
チラッと時計を見ると6時半になった
「時間だから…」
「おい蓮、迎えに来たぞ」
司に帰る説得をしていたところに龍哉さんが来た
「…龍哉さん」
「普通に時間過ぎてるぞ」
「すみません…今から帰るつもりでした」
「そうか、ほら車に乗れ」
「…はい」
「ごめん司、俺帰るね」
「あ、うん…引き止めて悪かった」
正直、龍哉さんが来てくれてよかった
来てくれなかったらなかなか帰ることができたかったと思う…
俺は司から離れ龍哉さんの車に乗った
「なんでここにいるって解ったんですか?」
「スマホのGPS機能」
あぁ、そうだった
龍哉さんは俺の居場所丸分かりだった
「時間遅れてすみませんでした」
「まぁ、ちゃんと帰ろうとしてたのは解ったからいい」
「迎えに来てくれて嬉しかったです。今日1日何だか長く感じました」
「そうか、…家帰ったらゆっくりするか」
「はい」
俺は龍哉さんの声に安心する
今日は気を使って疲れた、龍哉さんに甘えたい…
そんなことを考えながら外を眺めていた
「…誰だよあいつ、蓮の何なんだ?」
司はボソッと俺たちが帰った後言ったのは誰も聞いていなかった
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