アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
201
-
最後の授業を終え、帰る準備をした
「蓮くん、帰ろう」
「はい…もう少し待ってください」
と俺はバッグを取ろうとした
が、スッと先に司が俺のバッグを取った
「司…返して」
「…」
司は黙ったまま、三回の教室から俺のバッグを外に放り投げた
「おいっ!お前いい加減にしろよっ!」
と蛍さんが怒ってくれた
はぁ、面倒臭い
ここからの方が早いな…
俺は窓に近づき、バッグの位置を確認したあと三回の教室から外に飛び降りた
飛び降りたと言っても外壁のくぼみを利用して下へと乗り移りながら降りたのだが、司はもちろんクラスの奴らは驚き慌てて窓辺にみんな集まっていた
「ふぅ、」
俺は地面に着地をして
バッグを持ち、汚れをパンパンッと払い教室を見た
司は驚いた顔をしたが、直ぐにムスッとして奥に消えた
取り敢えず玄関へ行き、内履きと外履きを履き替え
送迎の車の元へと向かった
いつの間にか蛍さんも外に来ていた
「蓮くん!…無茶しないでっ…心配したよ」
少し蛍さんは怒っていた
「…無茶はしてませんが…心配させてすみませんでした」
俺たちは車に乗り家へと帰った
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
201 / 443