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昼休みになった
「蓮くんお昼どうしよっか」
「学食ですかね」
と会話をしていると
「おーーい!蓮くん!おっ昼だよ!ご飯食べよぉ?」
とうるさい一ノ瀬と
「蓮!飯だ飯!」
近藤先輩が来た
はぁ、2人が来ると一気に賑やかになる…
するとクラスの奴らがまたヒソヒソと話し始めた
「ねぇ、やっぱりあの2人を従えてるんじゃない?」
「すごいね、三年の不良まで従えてる」
「やっぱり黒咲って……なんじゃない?」
「確かに!背格好も似てるし…身のこなし的にも「おい!声デカイ」」
やっぱり俺の事で何か話してるみたいだ
そんなことを考えてると
「おい!行くぞ?!食堂!」
と近藤先輩に引っ張られ、食堂まで行った
席を取ってから食券を買いに行く
「何食べようかな〜」
気付けば司も居て
周りに馴染んで居た
「蓮くん、食欲は大丈夫?」
と蛍さんが俺に気を使ってくれる
「もし、あまり食べれそうにないときは俺のとシェアしようね」
「いいんですか?」
「いいよ…無理しなくていいからね」
と優しく声をかけてくれた
親子丼を頼み2人で食べることにした
席に着き、俺は蛍さんの隣に座り
蛍さんは小さい器に俺の分を取り分けてくれた
「なんかさぁ、海堂くん蓮くんと仲良すぎない?
何で?」
「何でって言われても…ねぇ?」
と蛍さんは困ったように笑い俺を見た
俺も蛍さんを見つめ、なんて答えようか迷った
「え?!…何、もしかして蓮くん!!…ヤダー!!俺は認めないからなぁ!!」
とひとりで自己完結させてる一ノ瀬にウザさを感じつつ
これは勝手に勘違いさせとけばいいとそう思った
気にせず俺たちはご飯を食べた
いつもよりゆっくり、少しずつ食べる俺に
「蓮、お前食欲ないのか?」
と近藤先輩に言い当てられた
「まぁ、はい」
「お前唯でさえ貧弱そうに見えるのに、より貧弱になるぞ?」
「別に、俺が貧弱だろうと先輩には関係ありませんからいいです」
「なんだとぉ?!」
と、軽く会話をしながら食事を進めた
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