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相澤龍哉side
蓮が帰って来てから、蓮の様子がおかしい
目がどこか遠くを見つめていて
心ここに在らずといった感じだった
返事も少し遅れてからする蓮に何か嫌な予感がした
「蓮」
「…」
「れーん」
「…」
「蓮っ」
「あ、…はい」
やっと俺に気づいた蓮はこちらを向いているが目が合わなく、ボーッとしていた
俺は蓮の両頬を手で固定して目が合うように目線を合わせた
そしてやっと目が合う状態になった
「どうしましたか?」
「具合でも悪いのか?」
「…そんなことないです」
「疲れたのか?」
「もう、疲れてません」
「学校はどうだった?」
「蛍さんが居なくて、寂しかった…けど、もう大丈夫です」
「もう大丈夫ってどう言うことだ?」
「今は寂しくない」
「電話は誰からだ?」
「バイト先の電話です」
「…そうか。バイト先はどこだ?」
「喫茶店です」
「…」
蓮から話を聞き出そうとしても、淡々と答えられるだけだった
「飯にするか」
「…はい」
蓮は無表情だ。しかし色んなことを考えていた
最近はいろんな表情を見せるようになったと思ったのだが
今日は無表情で、何も考えてないような顔をしてる
蓮は無自覚なのかずっとボーッとしてまるで人形のような感じになっていた
相澤龍哉side終わり
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