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転けました
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─────ハァハァハァハァハァ
「待てやゴルァァァァァ!」
ヒィィィィィ!!
「何処の組のモンだぁ!」
ギャァァァァァ!
なにあれ!チョー怖いんですけど!
!!
あそこなら!!
ー数分後
ハァ、ハァ、「見つかったか?」
「スマン、見失った、」ハァ、ハァ
「クソ!アイツどこ行きやがった!!」
「もう一度探せ!!頭が帰ってくる前に捕まえろ!!」
──────────────
行った.....かな?
怖かった...
真逆ヤクザなんて思いもしなかった
俺、捕まったらどうなるんだろう......
怖い
漠然とした恐怖が今になって込み上げてくる
これが、「恐怖」
ハッ...
「アハハっ...やれやれ此奴は厄介だなぁ」
今更涙が目を伝ってきた
手も足も全身が小刻みに震えている
怖いん....だよな...
結局、「あの人」には会えなかったし....
もう帰ろ...「ねえ、君、そこで何してるの?」
え?ヤバイ!見つかった!?
ドクン ドクン ドクン ドクン
心臓の音が五月蝿い
「ねぇ〜、うわ、まさかの無視?傷つくなぁ
そこの角に隠れてる君だよ!」
カツ-ン カツ-ン カツ-ン...
路地に入ったせいで余計に足音が響く
確実にゆっくりとこちらへ近づいてくる足音
怖い
逃げなきゃ!
!!「ちょ、なんだって逃げるのさー!待ってよー」
今日はもう厄日だ!
最悪だ!!!
俺もう家帰る!!外でない!!!
つーか!あの人超足速くない!?
「待てって!言ってるじゃん!!」
って、
ギャァァァァァァァァァァァァァ!!
なんでもうスグそこに!?
「つかまえ...たっ!」
ブチッ
「え....?」
嗚呼、今日は、本当に厄日だ...。
あ、俺死んだな
どさっ...!
人が倒れた音なんてはじめてきいたよ
「え!ちょっと、君!大丈夫!?ねえ!起きて!起きて!............」
靴紐め...恨むぞ...
よくも殺してくれたな...
........................
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