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「はは、父さんので庶務や会計の仕事は慣れてるからな。気にしないでくれ」
「いや、礼をする。何がいい?」
え、何がいい?と言われても困るな。特に欲しいものも今はないし。
んぅ…………あ!
「じゃあ、寮の案内お願いします!」
「は?そんなことでいいのか?」
「はい、結構重要ですよ?俺、場所わかりませんしね」
「わかった。じゃあ、行くか」
俺達は会長を先頭に生徒会室を出た。
会長はポケットから金のカードを出すと、生徒会室の扉の端末のところにカードキーをかざした。すると、扉からカチャッと鍵が閉まる音がした。
「あ、皇は確か、白いカードか。持ってるか?」
「これですよね?」
俺は歩きながら、理事長から貰った黒い方ではなく白い方を出した。
「カードの説明をすると、白は一般教室と寮の自室など開けることが可能だ。一般生徒が持っているのがこのカードだ。次に銀は主に風紀で場合によっては親衛隊長も持っている。一般教室及び風紀室と生徒会室を開けることが可能だ。その次に俺が持っている金は、基本的に立入禁止と教科室以外は入ることが可能だ。あと、理事長室には許可アリで入れる。最後に黒は…まぁ、何処でも入ることが可能だな。上層部の先生達しか持ってない」
マジか?俺、それ貰っちゃったわ。
「そうか、説明ありがとな。それよりも、寮はまだなのか?」
「いや、あと少しです。ほら、あそこの扉!そこを入ったら、寮の2階ですよ」
「あぁ、寮長に話を通すから一度一階に行くぞ。この時間なら奴は一階にいる」
「了解だ」
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