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マジかぁ!
父さんが理事長を好きで、その理由はせ、SEXの相性的なものが良かったからで?って、あれ、男同志でどうやってSEXするんだ?
てか父さん、母さん亡くしてからは好きなやつは作らないとかかっこいいこと言ってたような気がするんだが…
待てよ。男同士で付き合うのに偏見など特には無かったが、しかしSEXは出来るのか?子供は?
ピンポーン、ピンポーン
たくっ、こんな時間に誰だよ。
少しイラッとしながら玄関の方に歩いていった。
ガチャ
「皇一樹さんでいいですか?」
「貴方は?」
ドアの前に立っていたのは、この学園では珍しい平凡な容姿の男性だった。それも本当にどこにでもいそうな感じの人だ。顔は凄く童顔らしく、教師か生徒かは見分けがつきにくい。
「1年A組の担任の古坂尚人です」
あ!!そう言えば、理事長が夜に担任を行かせるって言ってたな。今日一日、色んなことがありすぎて忘れてた。
「あぁ古坂先生、宜しくお願いします」
「はい、宜しくお願いします。とりあえず、明日からのことについて簡単に説明しますっ!?」
俺は先生が話してる途中に手を引いて部屋の中に引き入れた。オートロックで扉が閉まる音がする。
マリモおった!多分、気づかれてはいないが放置してたら完璧に絡まれたな。
「すいません。古坂先生」
「大丈夫ですよ。どうしたんですか?」
「いや、北嶋蘭がいまして…すみません」
「え…きたじまらん?いや、や、やだ、やだ!はぁ、はぁ、はぁ…」
え?
古坂先生は、涙を流しながら過呼吸のような状態で必死に俺にしがみついてきた。なにやら、ただことではない様子だ。
「とりあえず、先生歩けますか?ソファーに行きましょう」
俺は、先生を半分抱えながらの状況でソファーまで辿り着き、先生を寝かすと冷蔵庫からペットボトルのミネラルウォーターを取り出して先生に渡した。
「大丈夫ですか?」
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、す、すいません。迷惑をかけてしまいました……」
「いえ、俺の不手際なところもあったようなので…」
「で、では、気を取り直して説明しますね」
先生は元気を取り戻したようだが俺的にはまだ気になるところが沢山ある。しかし、今は気にしないでおこう。
「明日は教室ではなくて職員室に来てください。皇さんが到着したのちにそのまま一緒に教室まで行って自己紹介をしてもらいます。ここまではよろしいですか?」
「はい」
「あとは、教科書などですが皇さんの机の上に置いておきますね。ノートも何冊か置いておくので気にしないでください。勉強の持ち物は筆記用具くらいですね」
「あぁ、わかりました」
「それくらいですかね…質問はありますか?」
「特にないですけど…一人で帰れますか?」
「あ、そうですね。迎えを呼んでも宜しいでしょうか?」
「はい」
俺の返事に古坂先生は、ケータイを取り出して電話し始めた。
「もしもし、迎えに来てくれますか? はい、皇さんの部屋です すいません、あの子に会うのが怖くて堪らないのです はい、ありがとうございます えぇ、では」
「大丈夫そうですか?」
「えぇ、近くにいたみたいなのですぐにくると思います」
ピンポーン、ピンポーン
「あ、来ました」
本当に速かったな。電話を切ってすぐくらいだ。
ガチャ
「尚人!大丈夫か?」
「はい、大丈夫です」
「あれ?柊さんじゃないですか」
「あぁ、悪かったな。尚人が世話になったみたいで」
「いえ、俺の不注意みたいなので…すいませんでした」
「じゃあ、皇さん先程伝えたようにお願いします。また明日会いましょうね」
「わかりました。無理しないようにしてくださいね」
2人は、まるでカップルのように寄り添いながらエレベーターに乗って行ってしまった。
はぁ、寝るか。俺は、制服を脱ぐとパンツ1丁で布団を被るとソファーの上で寝た。
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