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28 北嶋蘭side
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「おい!顔見せろよ!」
俺はイライラしながら一樹に向かって言った。俺の家の権力に屈しない奴、俺の自由になんない奴、俺がこの世で一番美しいと思ってしまった奴、それが一樹だ。
「っ!うっせぇんだよ。性格ブス!!」
俺は一樹のことが好きだ、一樹も俺に暴言を言っているが、俺のことが絶対好きだ。なんて言ったって俺は北嶋家の御曹司なのだ。俺の言うことは絶対なんだ!
「俺がどかしてやる!」
「やめっ!」
椅子に座っている一樹は力が出ないみたいだ。そして俺は一樹の手を顔から引き剥がしたとき心臓が思いっきり高鳴った。
男らしいとも見える顔つきを真っ赤に染めて綺麗な黒い瞳はウルウルとさせている。
「一樹はカッコイイな。永久に手に入らない宝石を目の中に埋め込んでいるみたいだ!!」
「離せ!マリモ、俺は今とても余裕が無い」
「北嶋くん、皇くんのこと離してあげなよ。可哀想だよ?」
林道琉翔、父様が手を出すなと言ってたやつだ……
「きょ、今日のところは勘弁してやる!!!皆行くぞ!!」
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