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「大丈夫だった?」
「悪いな…」
「いや、まさか皇くんがそんなに純情ボーイだって知らなかったよ。もしかして、風俗とかもダメなの?」
「ん?なんで、そこで風俗が出てくるんだ。風俗とは、美しい姫君たちと戯れてストレスを解消する神聖な場所だと聞いているが?」
「はぁ!?それ誰に聞いたの?」
「父さんだ。ストレスが溜まった時は風俗に行っているそうだ」
「皇くんのそれって君の父さんのせいかもね」
「ん?
それよりも今日の昼はカルボナーラにしようと思う。お前は?」
「あれ、君の奢り?僕は海老グラタンかな~」
俺はカルボナーラと海老グラタンをタブレットで注文した。
「なぁ、林道少しばかり質問してもいいか?」
「いいよー。僕でよければね」
「お前はマリモ派か?それとも反乱派か?はたまた、中立派…どれだ?」
「ふふっ、反乱派寄りの中立派かな?なんと言っても北嶋くんは僕のことがあんまり好きじゃない…と言うよりは、北嶋家の政治介入を父さんが芳しく思ってないんだ」
「北嶋家が政治介入?」
やはり、英国に行っていた間の日本情勢は少しばかりわからないな。北嶋家に関する情報も俺自身にはあんまり無いしな。というよりも興味がなかったからな。
「そっかー。イギリスにいたんだよね。北嶋家はこの間の選挙で現当主の弟の北嶋太郎を出馬させて見事勝利してるんだよ」
「そうなのか…」
とうとう日本の北嶋も政治に見事介入したということか。しかし、現当主に弟がいたなんて知らなかったな。
「で、質問は終わりかな?」
「いや、最後に生徒会の奴らはどういうわけでマリモキラーになったんだ?」
「それはね、僕の友達に聞いた方が早いかな?丁度、そこにいるしね。
おーい、なっちゃーん!」
林道が呼んだ女子生徒はとても可愛い子だった。その女子生徒は林道の声掛けにより俺たちの方に近づいてきた。
「あぁ、琉翔さんじゃないですか。今日はどうされたんですかぁ?私は人間観察が忙しいですが……」
「生徒会の方たちがマリモキラーになった理由が知りたいんだって教えてあげてよ」
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