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「皇」
俺が自分の寮に戻ると、すでに部屋の中に親衛隊の人たちと柳、会長と、委員長の赤石さんがいた。まぁ、事前に入っててくださいと言ってあったからな。
「あ、悪いな。野暮用で職員寮の方に行ってきた。理由は後で話す。とりあえずは手伝ってくれ」
「はいよ」
「そこのダンボール郡は台所用品なんだが、赤石さんと会長はそれの中身を台所に並べてくれ。配置は任せる」
「了解」
「わかった」
会長たちはすぐさま動くとダンボールを台所に持って行った。
「えぇーと、そこのガタイのいい親衛隊の人たちはそこのダンボール郡をお願いしたい。中身はパソコンなどの機械類なんだが、それをそこの部屋の中に置いてくれ。柳はその指示を頼む。終わったら、各自適当に休んでて大丈夫だからな」
俺は返事を待たずに目の前のダンボールを持って風呂場に向かった。その中には風呂用のタオルと洗剤、歯ブラシが入っており、それを適当に並べていった。そして、空になったダンボールをペチャンコにするとそれを持ってリビングに戻った。リビングには誰もいなく、まだ誰も作業は終えてないようだ。
俺は持っていたダンボールを適当に壁に立てかけると、リビングに残っていたダンボール3箱持って寝室の方へ向かった。
マジか、めちゃくちゃベット豪華なんだけど……今日、落ち着いて眠れんわ。
そんなことを思いながら、服や下着類をタンスやクローゼットに入れたりした。寝室はかなり広く、勉強机も併設されている。
あとは本くらいだな。本棚は取り付けのが無いみたいだし、在庫から適当に父さんに送ってもらうか。それまで本は寝室の隣の何も無い部屋に仮に置いておくとして……そう言えば今何時だ?
ふと、そう思って、時計を見ると針はすでに9時を指していた。
焦りながら寝室の扉を開けると、親衛隊の人たちは帰ったみたいで、会長と赤石さんと柳しかいなかった。
「遅かったな。悪いが、夜ご飯は食堂で注文させてもらったぞ」
「それはそうと、職員寮への目的を知りたいな?」
会長は赤石さんの言葉を遮るように俺に聞いてきた。
「あ、はい!高橋さんとお付き合うことになりました」
「え?」
「え!?」
「oh..!?」
「「「はぁぁいぃぃぃ!!!?」」」
3人の声が俺の部屋にコダマした。
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