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「お前何?恋人同士のキスを止める権利でもあるの?」
俺がキスしようとした高橋さんの頭をチャラ男会計は俺とは逆の方向に首が痛くならない程度に引っ張り、キスを阻止した。
「あるに決まってんじゃん!!大輝は僕の恋人だ!」
「でも、告白したのは俺ではなくて高橋さんですよ?大体、好きならなんでマリモと一緒にいたんですか?」
「大輝、告白って本当?」
「あぁ、悪いがお前にはもう懲り懲りだ。そっちから告白してきたくせに転校生が来ればそっちに行ってしまった。俺がどんな気持ちだったか知ってるのか?」
「嫉妬したぁ?」
「したな…」
「本当?嫉妬してくれたのぉ?」
「んっ?あ、あぁ…」
「嬉しい…ずっと大輝に嫉妬して欲しかった。それだけじゃないけど…」
なんだ?この状況は…俺は何をいや、俺たちは何を見せられてんだ?
「だって大輝…いいよとか、気にするなとか……まるで僕に興味が無いみたいに言うから…ひくっ、だからぁ…他の人と付き合っちゃやだよぉ…うわぁぁ、ひくっ、やだぁ、やらぁ!」
「あ、チッ、大丈夫だよ。お前のことちゃんと好きだから…」
「ひくっ、っ、でも…幸せそうだったもん」
「あぁ…どうすっかな…((ボソッ」
はぁ、ここでそろそろ助け舟かな?
「高橋さん、前の彼氏とは自然消滅したから付き合ってほしいって言いましたよね?酷いです…だから…」
俺は高橋さんに張り付いてる会計を自分の方に引き寄せると、会計の唇に自分のを合わせた。
「ちゅ…仕返しです。これでナシにしたあげます…会計の唇頂きました♡」
それではと言って、静かに食堂を出ていった。表情はあたかも失恋したように悲壮な表情で……
その後の食堂では会計のこともあり、転校生がひと暴れしたそうです。申し訳がありませぬ!
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