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電車 5
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それから僕とあーちゃんは学校をサボった。
あーちゃんは僕を背負って僕の家まで連れて帰ってくれて、それを見たママは驚いたような顔をしていたけど何も言わずに迎えてくれた。
今までにも何度かこんな事があったから何となく察してくれたんだと思う。
「さっきはごめん!」
「へ?」
あーちゃんは僕をベッドにおろすなり床に手をついて謝ってくる。
何に対して謝っているのか分からなくて僕は戸惑ってしまう。
謝るのは僕の方だ。
僕があーちゃんの約束を守れなくて、あーちゃんが僕のを処理してくれようとしたのに腰を抜かしてあーちゃんまで学校をサボらせてしまった。
「しのぶが嫌がってんのに無理矢理トイレで…あ"ー、やっちまった…」
あーちゃんはさっきの事を後悔してるみたいだ。
嫌がったのは好きな人に触られるのは恥ずかしかったからだし、僕はちょっと嬉しかったんだけどな…
でもあーちゃんは僕の事好きな訳じゃないし嫌だったよね。
「あーちゃん、その…僕は嫌じゃなかったよ…?だからね、そんな風に言わないで?
こっちこそ僕のなんか触らせちゃってごめんなさい…」
そう言って僕はあーちゃんと仲直りする。
「嫌じゃないとか…勘違いするだろ。」
ボソッとあーちゃんが何か言ってたけどあまり聞こえなかった。
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