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続き 3
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チュッ
静かな室内に響くのはあーちゃんからの愛撫の音。
それが何だか恥ずかしくて顔を手で隠せば、あーちゃんは許さないとでも言うように無言で僕の両手を拘束する。
「あーちゃん…恥ずかしい」
「我慢して。」
そしてまた部屋にはいやらしい音が響くのだった。
「あっ……ひゃぁ………」
「ん………」
ブー、ブー、ブー
静かな室内にケータイのバイブの音が響く。
「あ、あーちゃん…電話なってる…」
「ほっとけ、そのうち止まる。」
「う、うん…」
あーちゃんが言うようにバイブ音はしばらくすると途切れた。
しかし…
ブー、ブー、ブー
「あーちゃん、またなってるよ?」
「…チッ、ったく誰だよ…」
ごめんな、
あーちゃんはそう言ってケータイを手に取り苦い顔になる。
「母さんだ。」
え、あーちゃんのお母さん?
どうしたんだろう。
あーちゃんは嫌そうな顔をしながらも渋々電話に出る。
「もしもし…」
『ちょっと梓馬!電話くらいさっさと出なさいよ!』
「うわっ、うっせぇ…」
スピーカーにはしてない筈なのにケータイからは大音量であーちゃんママの声が聞こえてきた。
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