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空太の話 7
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あ…あいつら
向こうから三人組の先輩が歩いて来るのが見えて思わず陰に隠れる。
俺がこの前絡まれた涼さんのファンの三人組だ。
3人は何故かボロボロで顔には怪我の跡がある。
「全く梓馬の野郎、遠慮もなく殴りやがって…」
「生徒会の可愛い一年もヤリ損ねたし」
「あの一件で停学だしよぉ。次に会ったら今度こそは」
聞こえてきた3人の会話はあまりに物騒だ。
「生徒会の可愛い一年って…しのぶっち?」
だとすればしのぶっちが言っていた襲ってきた先輩ってあいつらの事?
だとすれば許せない。
この前は特にこれといった害が無かったから見逃したけどしのぶっちに手を出すなんて。
それに梓馬さんにボコボコにされても懲りてないみたいだしね。
「なぁ、先輩。」
「あぁ?」
後ろから呼びかける。
「話があるからツラ貸せよ。」
俺はニヤリと微笑んだ。
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