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不思議な現象 3
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放課後、生徒会室に行くと何だか変な空気が流れていた。
あーちゃんはイライラしてるし涼さんは何だか落ち込んでいるみたいだ。
僕達が来たことに気がついたあーちゃんがズカズカと僕に近寄り肩をがっしり掴む。
「あいつらがまたしのぶに付きまとってるらしいな。」
か、顔が近い…
「違うよあーちゃん。付き纏われてるのは僕じゃなくてそらくんだよ。」
僕が視線をそらくんに向けるとそらくんは気まずそうに笑う。
「…ふぅん。空太が、ね。
何をしたかは知らないが程々にしとけよ。」
あーちゃんは三人衆が僕に付きまとってるのではないと分かると興味を失くしたのか軽くそらくんに注意をしていつもの様子に戻った。
良かった…
しかしこの時涼さんが悲しそうな顔をしていた事に僕は気が付かなかった。
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