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【第1部】プロローグ…1*
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パンパンと肌を打つリズミカルな音が部屋に鳴り響いていた。雑居ビル地下の一室は窓がないせいか息苦しささえ覚える。
部屋といっても簡素なシングルベッドと、ローションやコンドームなどのアメニティを置いたサイドボードだけで床面積のほとんどを占めるぐらい狭い。
「ぁ、あ……アゥ…ッ!」
男二人で上がるには粗末すぎるベッドの上、結希は四つん這いの姿勢で背後から抱え込まれるようにして脂の乗った中年男に貫かれ、激しく腰を打ちつけられるたび啼き声を上げた。
この客で今日は四人目だ。受けるばかりでいい加減アナルも綻びてやわらかい。おまけに中年特有のしつこさで弄られ続けたため受け入れるのは容易かったが、それにしても突き上げられると口から嬌声より先に内臓が飛び出そうで、それが結希を苦しめた。
肌のぶつかる音と甲高い結希の嬌声に安いパイプベッドの軋む音が重なり、それは部屋どころかフロア全体にまで響き渡る。
(俺よりベッドが先に壊れそう)
四つん這いの内側を覗くと、股ぐらで硬度を持たないままのペニスがぶら下がっているのが逆さまに見えた。もう完全に勃起することも、射精することも難しい状態だったが、そこはぐっしょりと体液に泣き濡れ、透明な糸をシーツにまで垂らしていた。
「ハァ……ハア……たまんないなあ…!」
男はでっぷりと肉のついた腰を揺らし、もう暫く前からずっと胎内のある一点を狙って執拗に責め立てている。最も敏感な部分を硬い亀頭に擦られ、強すぎる刺激で勃起も射精もしないまま達してしまいそうだった。
「は……ッ、ァアア…ッ!」
結希は固く目を閉じて喉を仰け反らせる。シーツについた腕がガクガクと震え、遂には上体を支えきれずマットに頭が沈んだ。高く持ち上がった尻のせいで角度が変わったからだろうか。背後で中年男が呻いた。
「うぅん、ユウキちゃん……ユウキちゃん、イイよォッ! あああぁイク……ッイクよォオオオ……ッ」
「ヤ、ァアア――――……ッ!」
上から、まるで抉るように深く掘られ、結希は擦り上がろうとシーツを握りしめる。その逃れる細い腰を男が掴み、乱暴に引き寄せた。射精するためだけに男はペニスを激しく抽挿させる。
「アアァッ! アアッ、ア、も……ぁあああああッ!」
涙と涎に塗れた顔が、激しく身体を揺さぶられるたびシーツに擦れた。
「うおぉおおおっ出るッ!出るぅう……ッ!」
「ひぃっ、アッ、ああぁッ……ァアアあああああ――……ッ!」
中を穿つペニスがズンと容量を増し、男が吐精に身体を震わせた。これまでとは違う動き。身体を拓き、胎内を埋める異物の大きさと、それがもたらす細かな振動に、結希は叫び声を上げると萎えたままのペニスから透明な汁を噴いた。
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