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アナルだけの刺激ではイけない。
気持ち良いのだが、慣れていない刺激に頭が我慢をしてしまう。
身体に配付力の抜き方も知らない。
チッと舌打ちが聴こえ、畳に擦れていた背中が浮いた。
「……ちょっと、がっつきます」
こんな顔……知らない…。
生徒の男の顔なのて、知らない…。
自分に発情している顔だ。
同性が自分に発情しているなんてこわいのかも知れない。
だけど、その相手が古志だというだけで恐怖は消える。
「あ…ッ」
慌てて唇を噛んで声を堪えた。
口を覆う位じゃ我慢出来ない。
ここは壁が厚い訳ではないんだ。
安い古アパートは住人こそ少ないが、その分音は筒抜けになりやすい。
腰を鷲掴かむ手のアツさや体内を押し拡げる陰茎にキツく目を瞑り眉を寄せた。
運動からかけ離れた生活をしている相川には激しすぎる。
「は……」
簡単に揺さぶれあられもない声を出す自分に興奮してくれているのが、とても恥ずかしくて、だけどとても嬉しい。
こんなに淫らな姿を晒していて恥ずかしのに嬉しいなんて思ってしまう。
上から突き刺すように陰部を押し潰される。
こんないやらしいの知らない。
「ぐっ…ぅ……、…んっ…」
「は、きつ……い…」
机の上で、どんぐりは車を回し始めた。
いつもの風景の中でセックスをしているなんて、すごくいやらしい。
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