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この感情は
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連休明け、帰宅していた生徒たちも学校へと戻ってきて授業も再開された。
それにしても……
「ねぇ九条君、お昼一緒に食べない?」
希一が九条家の人物と分かってから周りは手のひらを反すように寄ってくるようになった。
本当に現金な奴らだ。
「悪いけど、希一は他の奴と飯食わないって決めてるから」
「陽介」
陽介はしっしっと手で追い払うと希一と食堂へと向かう。
「陽介、そんな邪険にするような言い方しなくても……」
「はあ?何言ってんだ。
あんだけオメガオメガ言ってた奴らだぞ?
なのに九条家って知ったら態度変えやがって!!
お前は優しすぎんだよ」
ぷんすか怒りながら席に着く。
「そう言や最近来ないな」
「うん、仕事大変みたい」
連休明けてからというもの碧はあまり姿を現さない。
生徒会の仕事が詰まってると言っていたがそんなに仕事していて大丈夫なのかと体調が心配だった。
「なぁ希一、会長のことどう思ってる?」
「どうって?」
「あの人はお前の中でどんな人?」
「いい人だと思うよ?
優しいし一緒にいて楽しいし」
「じゃあさ、……そうだな…
もしお前が番うとしたら会長みたいな人はどう?」
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