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束の間の休日ー8ー
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「疲れた~」
久々の外出な上に普段あんまり歩かない希一は大分くたくたになっていた。
「夕飯の時間まで少しあるから先風呂入るか?」
「そうだね、でも疲れたから少し休憩したい。
先に入っていいよ」
「分かった」
そう言うことだから陽介が先にお風呂へ入ることとなり希一は少し休もうとベッドに横になった。
暫くして風呂から出てきた陽介。
「希一上がったぞ。
希一?」
呼び掛けるも反応がなくベッドに横になっている彼を見ると、兎のぬいぐるみを抱き締め眠っていた。
そりゃあれだけ遊んだら疲れるか……
それにしても、可愛い。
陽介はスマホを取ると彼のその姿を写真に納め
彼を起こす。
「希一起きろ~」
「ん……あれ、寝てた……」
「疲れたよな、でも風呂、入ってこい」
「うん……」
体を徐に起こしまだ寝ぼけた様子で風呂へ向かった。
それを見届けると陽介は先ほどの寝顔の写真と動物園で兎を抱っこした希一の写真を何処かへメールで送信した。
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