アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
進歩
-
あれから希一と陽介の関係が気になって仕方がない碧。
だったら聞いてみればいいのだが中々直接的には聞けていない。
「なんか二人とも仲いいね。
恋人みたいだ」
遂に痺れを切らした雫が二人に言葉を投げ掛ける。
すると希一はキョトンとした様子で反対に陽介は碧の気持ちを知っているから、そう思われてると分かってヤバいと冷や汗を流す。
「何ですかそれ、俺なんかが陽介が恋人みたいって陽介に失礼ですよ。
でも俺にとっては大切な友人ですけど」
自分を下卑する言い方だけど俺の方がお前に勿体ないのにと言いたかったが、どうせ否定するんだろうなぁと思う。
「そうか……
じゃあその………」
僕と付き合わないか?
すぐそこまで出かかってるのにその一言が言えない……
「希一……僕は………」
真っ直ぐ見つめる希一。
「僕は……好きだ」
ああ、遂に言ってしまった。
彼の反応は……
「はい、俺も好きですよ」
「「「え?」」」
彼の言葉に3人の声がハモった。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
59 / 96