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予想外の事態ー2ー
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「ん……」
急いでお風呂から上がった希一は服を着るがその際服が肌に擦れ声が出る。
そう、発情期が来てしまった。
うそ……こんないきなり来るなんて……
まさか陽介に指摘されてから始まるとは思わなかった。
希一はなんとか着替えて急いで出た。
「よう…すけ…」
「希一‼どうし……
お前まさか……」
「うん、来ちゃったみたい」
初めて出くわしたΩの発情に戸惑いながらも希一をベッドへと運んだ。
「俺保健室に先生呼んでくる」
陽介は急いで部屋を出て保健室へと向かった。
「失礼します先生」
「はい、どうしました?」
保健室に行くと何故かいつもの先生とは違う人でこの人は女子担当の女性の先生だ。
「希一が……九条希一の発情が始まってしまったようで抑制剤を……
あのなんで………」
「ああごめんなさい、坂井先生今いないの。
代わりに私が……
抑制剤ね、ちょっと待って。
確かこの辺に………」
抑制剤を保管している所を探しているようだが時間がかかっている。
「先生まだですか?」
「ごめんなさい、ここ鍵がかかってて私ここの鍵持ってないの」
「はい?」
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