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予想外の事態ー3ー
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今なんて言った?無い?
冗談だろ?
「無いって……」
「確かにここに保管してあったはずなんだ。
なのにどうして……
兎に角、近くの病院から取り寄せるよ」
取り合えずそれまでまって欲しいと言われ仕方ないから部屋へと戻った。
「希一ごめん。
抑制剤が無いらしくて取り寄せるって先生が。
……もう少し我慢、してくれ……」
けれど希一の呼吸は荒く聞こえているかもわからない。
しかしこの状態にしておくのは辛いだろう。
ならいっそ楽にしてあげようかと思い彼に触れようかとしたが止めた。
「悪い、ちょっと待ってろ」
陽介が向かったのは碧の部屋だった。
「すみません、少しいいですか?」
「なんだ?」
碧に希一のことを説明するとわかった行くと雫と共に部屋までやって来た。
部屋に入るとぶわっとフェロモンが漂ってくる。
思わず理性をなくしてしまうくらいに。
「希一……」
「あ…お、さん……」
「………っ」
顔を赤らめてとろんとした目に発情を必死に耐えている様子が碧を刺激する。
「凄いですね、これがΩですか……
流石の私も当てられそうだ」
雫はそう言っていても平気そうな顔をしている。
「会長、希一を楽にしてやってくれませんか?」
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