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予想外の事態ー4ー
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「何?」
陽介の一言に目を見開いた。
まさかこれを処理しろということなのか。
「何故僕なんだ?
お前がやってのいいのではないか?」
強気にそう言うが本当は誰にも希一に触れてほしくない。
しかし陽介がわざわざ自分を呼んだ理由も知りたかった。
「貴方しかいないから」
「僕しか……?」
「貴方にはその権利があると判断しました。
それに誰にも触れさせたくはないでしょう?」
「………」
どうやら希一への気持ちは気づいていたらしい。
全く、可愛くない後輩だ。
「まぁいい、こいつに触れなかったのは褒めてやる。
お前たちはこの部屋から出ろ」
二人はそれに従い部屋の外へと出る。
それにしてもどうしたらいいのか……
「希一……」
そっと頬に触れる。
初めて触れた彼の肌は陶器のように滑らかで柔らかい。
「ぁ……」
希一の甘い吐息が漏れる。
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