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予想外の事態ー9ー
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「碧様、希一様は?」
「ああ、眠ってる……」
それを聞いた陽介は真っ先に希一の元へ駆け寄った。
大分汗をかいていているが服を変えた様子はないし風呂に入れた形跡もないが行為の独特の臭いもない。
それどころかシーツを見ても綺麗なまま……
もしかして碧は最後までしていない?
未だに漂うフェロモンは陽介を刺激する。
この状況で彼は希一と交わっていないのか?
「……………
会長、希一とは………」
「……ただ抜いてやっただけだ。
最後まではしていない」
「何故?」
「怯えていた。
行為に対して恐怖心があるようだ。
まぁ結局、この発情期で正気ではいられなくなって快楽には耐えられなかったようだが」
恐怖心……それが何なのかはわからない。
でも何かあるんだろうなとは思った。
「村瀬、希一が汗かいているから服を着替えさせてやれ。
僕はこれ以上傍にいると何かしてしまいそうで怖い」
「はい……」
陽介は眠ってる希一の服を脱がせ身体を拭いてやり新しい服に着替えさせた。
それから養護教諭の先生がやって来て希一へ抑制剤を打った。
すると暫くしてフェロモンの匂いが消え発情は治まったようだ。
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