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過去のトラウマ
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ああ……頭が痛い、体が怠い。
これは抑制剤の副作用だ。
そうだ、発情期が思ってたより早く来てしまって、それで……どうしたんだっけ?
「ん………」
目を開けると視界に碧の姿が映る。
「希一、起きたか……
具合はどうだ?」
「まだ少し……」
「そうか、なら休め」
そう言って碧は希一の額を撫でる。
この手知ってる………
発情で苦しくて、その時のこの手が優しく触れて……
そうだ、彼に醜態を晒した上にあんな行為をしたんだ。
「ぁ………」
「希一?」
「はぁ……はぁ……」
「希一どうした?」
碧が希一の異変に気づきその声に反応した。
陽介と雫が傍に駆け寄ってくる。
希一はと言うと少し震えていて過呼吸気味になっている。
「俺…………」
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