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幸せに
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恋の夢の中
んん…
ここどこ…
頭ぐわんぐわんする…
人がいる!帰り道きき…
人…?たしかぼくは…背中とお腹と手を刺されて…
ガクガク
やだ…
一ノ瀬さん…助けにきて…
やだよ、一ノ瀬さんがいないと…
「あなたは
目は覚ますけど好きな人を忘れる。
か、
目は覚まさないけど夢の中で幸せに暮らせる。
どっちがいいですか?」
好きな人…忘れる?
目を覚まさない…?
そんなの…目を覚まして直接触りたい…
「わかりました。」
え、僕なにも言ってな…
「恋…目を…覚まして…」
え?これは一ノ瀬さん?
「恋。この人は恋を幸せにしてくれるよ。
早く目を覚ましてあげて?
例え忘れたとしてもこの人は恋の側を離れないよ。
恋。大好きだよ。夢で会うのはこれで最後だよ。
今会えたのは恋が死にそうになったから。
恋はまだここに来るべきじゃないよ。
今を大切に。
大切にしないと後悔するから。
恋。幸せになりなさい。」
「この声…怜…
いかないで!!!
いか…ないで…
怜…」
「あっちの世界で待ってるよ。
幸せになることは急ぐことじゃないよ。
ゆっくり時間をかけて気が付いたら幸せになってるから。
がんばってね。恋。」
「怜…ありがとう…」
最後まで泣いててごめんね…
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