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いやだ
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ガシャーン
「!?慧!!」
「来るなよ」
いつしかあんなに可愛く、元気だった性格が
目は死んだ魚の目をし、性格はなにも感じてないようなクールな性格になった
そのときに親父が
「慧。物に当たるのではない。
まったく、みっともない。」
「ああ、そうゆうこと」
と、言いながら一歩前に踏み出す
そして拳を振り上げ親父の頬の前で止めた
「俺に構わなくていい。
お前は前みたいに俺達を放っておいて仕事でもしろ。」
口調がまったくもって別人になっていた
僕は言葉を失った
すぐに慧を追いかけて
「慧!!どうしたの?」
さっきは強がってるだけかな。
っておもってたのに
「あ、彗。
もう誰も俺を必要としないんだ。
お父さんもお母さんも彗もそうでしょう?
俺なんていらないから。
俺だってここに生まれたくて生まれたわけじゃない。
ここに生まれてなければ俺だってこんなにならなかったよ?」
そう言って泣いてたのを僕は見逃さなかった
「すべて、一ノ瀬家に生まれたから嫌なの?」
そっと慧に近付く
「そうだよ。」
「なら、僕と兄弟なのも嫌?」
慧は困った顔をする
「そんなことは、ないけど…」
「なら、僕とは前みたいに接してくれる?」
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