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メランコリー東京・・・・3
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3
杉田さんの部屋は、なんというか、とても杉田さんらしかった。
リプロダクトのデザイナーズ家具に、52インチの4Kテレビ、ゲーム機各種、ダンベル、ダイソンの空気清浄機……こだわりも主張も特にない。ありそうなものが当然にある。
ひとしきりソファーの上で抱き合ってキスをしたあと、先にシャワーを使ったボクは、杉田さんが貸してくれた洗いたてのゆったりした真っ白のバスローブを羽織って、ぼんやりとそんな杉田さんの部屋を見回していた。
名古屋に2ヶ月いたからか、特に散らかったところもないのだけど、なんとなく前ここにいた誰かの気配がある気がした。同棲していたのか、よくこの部屋に来る存在だったのか。今もそうなのか。
「あれ、冷蔵庫、勝手に開けてよかったのに」
濡れた髪をバスタオルでかき回しながら、全裸の杉田さんが出てきた。
バスローブ、ボクが着てるからしょうがないけど、男同士ってあけすけ。
「杉田さん、外から丸見えだと思いますよ」
「え?そう?」
7階の杉田さんの部屋からは、遠くに六本木ヒルズの明かりが小さくが見えた。そこに繋がるようにオフィスの明かりがちらほら見える。
「だって真っ暗だよ、外。みんな寝てんじゃない?」
「……外は暗くてもこの部屋明るいから遠くからもよく見えてますよ。カーテン引かないんですか?」
「ははは、俺いつもこんな。そうか、見えてんのか」
笑いながらカーテンを締めると、杉田さんはボクの隣に腰を下ろした。
ボクの首筋に湿った髪が押し付けられ、水分を含んで潤う柔らかい唇が鎖骨をついばむ。
濡れた陰毛を絡ませて杉田さんのおチンポが勃ち上がってる。
ああ、ここで始めるのかな。
「ん……部屋明るい……」
「ダメ。よく見たい」
「あん……」
舌と唇でボクの首を愛撫しながら、杉田さんの手がバスローブの前をわる。
「見せて、まさゆき」
はだけたバスローブが左右に開かれ、暖かい手がボクの裸を撫で回す。
ボクは目を閉じないで、杉田さんの表情を見ていた。
杉田さんは無言で、すごく真面目な顔をしてボクの体を見ている。
掌が、ボクの第二成長期を迎えた小学生の女の子みたいな小さなおっぱいに伸びる。
この前はまだ柔らかくても平らだった胸に、手応えを感じたのか、杉田さんは「おぉ……」と小さくつぶやいた。
そのまま、グニグニとおっぱいを揉みしだかれる。
「…ぅん…」
気持ちいい。
「これ、女性ホルモンでこうなったの?」
ボクはこくんとうなづく。揉まれて上気したおっぱいはピンク色に染まってる。もともと色白のボクだけど、さらに白く、皮膚も薄くなったのかもしれない。
おっぱいを揉みながら、杉田さんの舌はお腹を滑り、おへその周りを舐める。ボクのお腹は少しずつだけど優しく丸みを帯び始めている。
おへそに舌を突っ込んでいた杉田さんが、おねだりするように上目遣いでボクを見上げた。
「脚開いて……」
ボクは杉田さんを見つめたまま、両脚をソファーの上にあげ、杉田さんの肩を挟むようにして脚を開いた。
精巣をなくしてすっかりクリトリスとなったボクのおチンポは、それでもヒクヒクと勃起している。
その下は、つるんとたいらな会陰がおまんこにつながる。
「ほんとだ、ない……」
うっすら傷が残るそこをゆるゆると撫でられる。
「なんかきれい。変な感じするけど」
小学生みたいな感想におもわず笑った。
「痛かった?」
「んー……手術の後は痛かったですよ。傷がね」
「うわ〜……」
杉田さんは、その時のボクの傷みが移ったように顔をしかめ、いたわるように傷に舌を這わせた。
「んんっ……」
「痛い?」
ボクは首を振る。
痛くなんかないよ。2ヶ月ぶりの男の人の愛撫が嬉しいの。
2ヶ月、寂しかったんだ。
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