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空き教室で
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利騎『入れよ。』
空き教室のドアが開けられ、有無を言わさぬ声で言われた。
遙『っ…。』
大人しく教室に入り 、
どうすればいいか分からないでいると…
幌野君は顔を伏せた。
利騎『そんなに、俺のこと嫌いになったのかよ』
俯いたままだからか、低い声でどこか寂しく聞こえる。
遙『…え?』
嫌いって?
どういうことだろう。
利騎『なんでそんなに無視するんだ?避ける?
…要と話すようになってからか…。』
倉敷、さん。
確かに倉敷さんを初めて知ってから
目を"冷ました"かもしれない。
僕が、僕なんかが幌野君のそばにいていいわけが無いって。
ましてや、気持ちを伝えるなんてもってのほかだ。
だから少しずつ距離をとってきたのに…
どうしてだろう、幌野君を見てると胸が苦しいよ…。
ーそんな顔しないでー
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