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本当に戻れなくなってしまった
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顔を隠している方の手首をつかまれる。
驚いて見ると真剣な目で 、
それでも瞳の奥では不安が揺れている目で僕を見て言う。
利騎『遙…もう、逃げないでくれるか?
すぐに好きになれなんて無理だと思うし、
今のお前は絶対言ってくれないって分かってる。
だけど、
俺を好きでたまらなくさせるし言いたいことを言えるようにさせて見せるから…
一緒に居させてくれ。
…だめか?』
今度は僕が泣いてしまいそうだ。
神様、なんでこんな…
僕はなんであんな家に生まれてしまったのですか?
しあわせを知ってはいけないのに、少しでも心のどこかで知りたいと思ってしまっている自分がいる。
だから言ってしまった…
遙『いいよ…』
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