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┈な┈┈┈っ!!
か┈┈┈せ! ┈┈瀬┈┈悠!!!
「聞いてるのか!!叶瀬悠!!!」
はっ、!とし前を向くと、担任の先生がこちらを見ていた。
周りの生徒もほとんどがこちらを見ており、心臓がドクリと跳ねた。
今はホームルーム中で出席をとっている途中だったようだ。
ついぼーっとしてしまうのは、ここ2日ほど一睡も出来ていないからかもしれない。
悠は小さく「 はい。」と返事をする。
担任の先生には、一度呼んだらすぐに返事をしろー と軽く怒られてしまった。
「┈┈すみませんっ。、」
謝った悠の声は小さく、先生の耳には届いていないようだった。
先生はさっさと次の生徒の名前を呼ぶ。
確か、先生の名前は、近藤。だっただろうか┈┈
昨日の入学式でそう言っていた気がする┈┈
まぁ、いいやと考えるのをやめ、悠は視線を外へ向ける。
悠の席は窓際の後ろから2番目。
今日はすごく天気が良く、前髪で顔の半分が隠れている悠が空を眺めても、眩しいくらいだった。
ふと、窓から見える中庭を眺めると隅にぽつりと置いてあるベンチで真っ白い綺麗な猫が丸まって眠っていた。
とても気持ちよさそうに眠る猫を見て、少し羨ましいと思う。
後で中庭に行ってみよう。
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