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震える体を必死に動かしながら中庭まできた。
心配してくれていたのに、手を弾いてしまった事を申し訳なく思うも、どうしても人に触れられるのが苦手だった。
「嫌われちゃったかな┈┈」
ふとベンチの方を見ると、教室の窓から見えた白い猫は丸まって眠っていた。
心を落ち着かせたくて、猫を撫でてみる。
「 ぁ┈┈ふわふわだ」
しばらく撫でているとゴロゴロと猫の喉がなりだす。そして、猫の目がぱちっと開く。
その瞳は綺麗なブルーがかったグレー色をしていた。とても珍しい色。
そして┈┈┈┈
「 僕の左目と同じ色だね。」
悠の左目と同じ色をしていた。
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