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かずにぃの体温を感じる。
昔と変わらないかずにぃの匂い。
一気に僕は安心感に包まれる。
でもそれと同時に、これは夢なのではないかという不安に駆られる。
これが夢で、これは僕の創り出した幻想で、目が覚めたらまた僕は独りぼっちで。
かずにぃを抱きしめる力が無意識に強くなる。
すると、ぎゅっとかずにぃも強く抱きしめ返してくれた。
眠い。
今眠ってしまったらかずにぃがいなくなってしまうかもしれない。眠ってはいけない。
悠は必死に眠らないようにするが、重たい瞼が落ちてきて開くことが出来なくなる。
あぁだめだ。
──落ちる
┈┈悠は和総の腕の中で静かに眠りについた。
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