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今日は1日ぶりに学校へ行く。
昨日は金城君が帰ってきて、その後すぐにかずにぃは 「 無理はするなよ 」とだけ言って帰ってしまった。
仕事が忙しいのに、かずにぃに迷惑をかけてしまったな、と今更申し訳なさが押し寄せる。
「 叶瀬、支度できたか??」
「 ┈┈ぅん。」
学校に行くのは少し気が重いけど、今日は金城くんと一緒だ。
そのお陰で幾分か気分が楽だ。
金城くんは、家を出る最後まで
「体調は本当に大丈夫なのか」とか
「やっぱ今日は休んだほうがいんじゃないのか」と、とても心配してくれていた。
優しい人だ。
金城くんと並んで学校へ向かう。
周りにいる人達から物凄く見られている気がする┈┈。
横目に金城くんを見るけれど、全く気にしていない様子だった。
僕は下を向いたまま歩いた。
あまり会話を交わすこともなく教室に着いた。
教室の扉を金城くんが開けると、クラスの人達が一斉にこちらを見てヒソヒソと何かを話している。
怖い┈┈。
一昨日手を叩いてしまった人と目が合う。
こちらを見ながらニヤニヤと笑う顔が気味悪い。
僕は気まづくて視線をそらした。
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