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29 ※R18
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「っ…さすがに…、全部は入らないね…」
「ンぐ…ッ、ん、」
「もうちょっと拡げないと駄目か…」
引き抜かれていく大きな熱に、塞がれた手の隙間から悲鳴を漏らす。ずるりと、内臓ごと引きずり出さそうだった。
なくなっていく圧迫感に息をつくと、間髪入れずに奏英が腰を沈めてくる。
「ひ、ぐ…っ、ッ……!」
「我慢して…っ」
グチュ、と、肉が潰れるような嫌な音が響く。
痛い、痛い、
いたい……!
繰り返される抜き挿しで、徐々に奥を割り開いていく奏英の熱が怖かった。自分の体が、奏英に馴染まされていくようで。
全部入ったらどうなるんだろう。あんなのが奥まで入ってしまったら、俺は本当に死ぬんじゃないだろうか。
助けてくれない。
誰も助けに来ない。
「うぐ…っ、ふ、…ン…ッ!」
あの頃、虐めていた奴らが俺を見たら、どう思うかな。
ざまあみろ?
もっと苦しめ?
死んじまえ?
「っあは……全部入ったよ、侑太郎…わかる? ほら、僕の根元まで……君に入ってる」
見たくないのに、奏英が見ろというので恐る恐る目をやった。
自分の下腹が、一部盛り上がっているのがわかる。ずいぶん薄い腹だったから、そこに奏英のが入っているのが嫌でもわかった。
もう、遅い。もう逃げられない。
脚が震えて動かない。怖くて、苦しくて。
「はぁ…侑太郎、僕、たくさん我慢したし、もういいよね…?」
「ンンぅ…ぅ…ッ…!」
「……君の全部、僕にちょうだい」
奏英は、俺の口を押さえたまま、片手で俺の腰を強く掴み直した。
そして、ずるずると奏英の熱が抜かれていき、一気に奥を貫かれる。
「ひ、ぐッ…!」
俺を責め立てるような律動。粘膜ごと引き摺っては、腰が浮くような突き上げを受け、再び涙が溢れ出す。
いつもあんなに、あんなに大事に扱うくせに、今の俺はこいつのオナホみたいだった。
悔しい。ムカつく。むかつく。むかつく!
なんで俺がこんな、
なんで、お前なんかに……!!
「っは! 侑太郎、また変な事考えてる…っ、本当に、見てて、飽きないなぁ…」
「ンぐ…ッ! ン、ぅ、う、!」
「好きだよ、大好き…っ、侑太郎…っ」
奏英はグイと上体を倒して、俺の首筋に食らいつく。上下する喉仏を甘噛みされ、舌で鎖骨までのラインを舐められゾワリと全身の毛が逆立った。
奏英の鼻息がかかってくすぐったい。ただでさえ汗ばんで気持ち悪いのに、くっつかないでほしい。熱い、苦しい……。
「あぁ…は…っ、侑太郎の中、すごく、気持ちいい…ッ…、あ、感じてるの?」
「んっふ、ぅ…ッ」
そんなわけ、ない。
ズクリと奥の一点を突かれ、眩暈が襲う。まさか、さっきの前立腺とかいうところじゃ、ないだろうな。
トン、トン、と其処だけを押し上げられて、唸るような悲鳴が漏れる。奏英は見つけたとでもいうように、そこばかりを執拗に責め始めた。
すると、口を抑えていた奏英の手が離れる。知らずに溢れていた唾液が、糸を引く。
「は、は…ッ……、ぁ、助け……っ」
でももう、大声で助けを呼べるほどの余裕はなくなっていた。
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