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「ぇう……、あっぐ、ァ…ッ…!」
今度はその部分を押し潰すように擦られ、甘い痺れが脊髄を巡って全身へ回る。その薬のような痛みと相反する快楽に、熱を帯びた吐息が口から漏れ出し、目を見開いた。
どうして、さっきまで痛いだけだったのに。
奏英に奥を突かれると、電流のような刺激が走る。断続的な律動を受けながら、手探りで奏英のコートにしがみついた。
嫌だ。
気持ち悪くて、痛いのに、変な感じだ。
なんで…? きもちいい。
「も…っや、ゃ…ッ! 奏英……!」
「なんで…?」
「おかし…体……っ、これ、これ…やめて…」
じわじわと駆け巡る熱に危機感を感じて、いつの間にか腹まで反り上がっていた自身に手を伸ばした。
しかし、それは奏英に手を取られたことによって遮られ、そのままシーツに指を絡めて押し付けられる。
「大丈夫、そんなとこ触らなくても、すぐに気持ちよくなれるから…」
「ひ…ッ、ぁ、あア、嫌だ、なんで…ッ…!」
奏英が奥を突き上げるたびに、バチンッ、と目の前が白く光る。ぁあ、と震える嬌声を奏英に笑われ、再び腰を突き入れられる。
頭が沸騰して、溶けちまいそう。俺の中が、女みたいに奏英の熱を締め付けて喜びにうねる。そのまま奥の一点を乱暴に貫かれ、自分でも信じられないくらい甘い声が響いた。
もう限界。前触ってないのに、イッちまいそう。
なんだこれ。きもちいい。きもちいい…。
「は、ああ、ァ……ぅ……!」
「ん…侑太郎、中、出すね……っ」
中……?
あ、え、中に出すって…?
まさか、俺がそんなこと、されるのか? 男なのに…?
「嫌だ!! 嫌、ッ……きもい、うそ、うそ、っ」
頭上で、奏英が喉を鳴らして笑う。
これは、やめてくれる感じじゃない。そんなわけない。だって、こいつのことは、俺が一番よく知ってる。
「あっは…かわいい、すき、すきだよ……っ」
奏英と結合部が合わさり、その上半身が、ぐっと深くまで倒される。必然的に広がる脚は、もはや逃げ場をなくし、ただ恐怖に震えていた。
奏英に両手を強く握られ、腹の中に熱いものが吐き出される。奏英が苦しそうな声を漏らし、二、三度奥を叩かれると、ジワリとした快感が全身を包んでいった。
その長すぎる刺激に、屈辱からか、固く閉じた目から涙がこぼれる。
それを舐めとるように奏英の舌が這うと、そのまま口を塞がれた。
「ン、ンん、ぅ…っ」
その後もピクピクと余韻に震える俺の体を楽しむように、奏英は中を緩々と突き上げる。
すると、俺の体はまるで壊れた人形みたいに、大袈裟なくらい跳ね上がった。恥ずかしくて思わず奏英の手を握り締めると、奏英は嬉しそうに目を細める。
ちがう、これは仕方ないんだ。
俺は奏英が好きなわけじゃない。ただ体が勝手に反応するだけで。
やめろ、そんな顔するな。
俺はお前の奥さんじゃない……!
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