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姫は教育係 2
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「あずさ…つぎはどうすればいいの」
自分の中のものに少し慣れてきた頃、不意に悠がそう聞いてきた。
「うごっ…い、て」
「うご、くの?」
「…う、ん」
「どーやって」
「だした、り…いれたりして」
「……こう?」
「んぁっ⁉︎」
悠がいきなり良いところを突いてくる。恐るべし悠の才能。自分の出した声に驚いて、梓が自分の手で口許を隠してしまう、
「…っや、ぁ…へんなこえ、でちゃ…ッ」
「くちおさえないで、あずさのこえすきだから」
「で、も…へんなこえきいて、悠、ぼくのッ…ん、こときらいになっちゃうっ」
「でもはるかのこえかわいい」
「…で、も」
「はるかのこえ、ききたい。」
「んっ…もう、わかッ…た」
そう言うと梓は口から手を外した。喋っている間も口を覆っていたのだが、少しくぐもって聞こえた程度なので問題は無い。
梓が口を覆っていた手をどけたのを確認して、悠がゆっくりと律動を開始する。
「っ…ん、あッ」
自分から出る声に恥ずかしそうにするものの、悠に言われたからか声は抑えない。
「あずさっ…きもちい?」
「んっ、ん…きもち、いよ…」
痛かったはずのそれに痛みはもう無く、感じるのは快感と悠が自分を気遣ってくれることへの嬉しさだけだった。
「ん…はっア、ん」
知っていてしているのかそれとも本能か、悠の動きが段々と速くなってゆく。梓も無意識のうちに自ら腰を振っている。
「っく、ん…ッは、ぁん」
「…っ⁉︎」
じわぁ、とお腹の中に温かいものの広がってゆく感覚がする。悠は精通していたんだな、悠のもらっちゃった、などと考えながらビクビクと痙攣する全身をシーツに預けながら、意識を飛ばした。
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