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立花王国王宮訪問
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梓の家は初めてでは無いが、その大きさに毎回驚かされる。彼の父親は大成功した学者で母はアナウンサーと、どちらも忙しいらしく、家にいることがほとんど無い。前はお手伝いさんもいたが、梓の要望で今はいない。
「おじゃましまーす」
「あがってー」
リビングに通される。白を基調とした部屋で、広い部屋がさらに広く感じる。
「やっぱひろいなー、いいなぁ」
「…でも誰もいないし」
「………ごめん。」
「ううん、今日は悠が居てくれるし!」
梓はいつも通りふわりと笑うと、ちょっと待っててと言い、扉の外消えて行った。しばらくして足音が聞こえ、お盆を持った梓が扉を開けてやってきた。どうやって開けたのだろう。
「…!これ、」
お皿の上に盛られたそれに思わず息を飲む。
「ふふっ、悠に食べてもらいたくって練習したんだ…彩葉さんほど美味しくは無いけど」
「すっごい!梓、これ、作ったの?すごくおいしそう」
梓が悠に作ったマロングラッセは、大きな天窓から取り込まれる光をキラキラと反射していた。因みに栗はお金にものを言わせて手に入れたとか。
一つ口に含むと、彩葉のものよりも甘さが控えめな、それでいて梓らしい甘さが口の中でほどけた。悠の好きな味だ。…美味しい。
「美味しいよ、梓!すごくおいしいっ」
そう言って悠が梓に抱きつくと、梓は照れたような、嬉しそうな表情をする。
「ダメだっ…これも美味しいけど梓も美味しそう…」
「ちょ、えっ…悠ッ⁉︎」
「梓…ちょーだい?」
「…絶対ダメっ」
梓に拒否されたことに、頭が真っ白になる。
「え…」
「ここだと恥ずかしいから、僕の部屋で、ね?」
そういうことかと安心しつつ、もし梓に振られたら自分はどうなるのだろうと少し不安に思った。今の所は心配ないかもしれないが、中学生になったら、梓は遠くの学校へ通うことになる。梓のことだから、落ちるなんてことはまずないだろう。そこではきっと、梓のことを好きになる人も沢山いるだろう。もしも、梓がその人のことを好きになってしまったら…
「悠?…やりたくない?」
「あ、ごめん…ちょっと考え事してた」
「珍しいね、悠が考え事なんて」
「どういう意味だ、それ」
「わわわ、違くて、直感でなんでも出来ちゃうタイプだよねーってこと!」
「……」
「信じてよぉ…」
梓とやりたくないわけがない。やりたいに決まっている。梓を好きだって気持ちが、そんな心配をさせるくらい伝わっていなかったのだろうか。
なんとも言えない複雑な気分になり、梓に抱きつく。
「…しよ?」
「こ、ここでやるのはだめだって…」
「がまんできない。梓としたい」
「…でも誰か来るかも」
「いないふりすればいい」
「、でも…」
「でも、何?」
「…っもう、わかったよ、今回だけね?」
「ふふっ、梓ありがとう」
「そんな優しく笑わないでよ…悠大好き」
「…梓かわいい、っ」
顔をリンゴよりも赤く染めた梓に、我慢できずにソファーに押し倒す。悠に弄られるようになって、敏感になった梓の乳首を指でコロコロと転がす。ピンク色の乳首はすぐに芯を持ち、少し膨らむ。幼さと色気を併せ持つそれに緩く勃ち上がった自身を取り出す。梓のそれも既にテントを張っていて、苦しそうにしている。
「梓のここ、苦しそうにしてる。出してあげるね?」
「あっ…やッ、あ」
「でも、今回はここでしていいんでしょ?」
「…そうだ、けど。」
少し意地悪をしてみると、梓はいつでも可愛い反応を返してくれる。そんな梓が愛しくて、ズボンと下着を一気に脱がす。驚いて声を上げる梓が苦しそうにしていないか気に留めつつ、余裕の無い自身を入れるため梓のそこを彼が作ってくれたマロングラッセをつけたシロップで濡らす。梓には悪いと思ったが、自分のために作ってくれたのだから自分がどうしてもいいのだと自分に無理矢理言い聞かせた。
「んっ、は…っぁ」
何度入れられても最初は慣れないようで圧迫感に苦しそうにする梓を出来るだけ楽な体勢にする。圧迫感が少し収まったらしい梓が今度は快楽を求めて腰を揺らす。自分の手によって梓がこんなにも快楽に弱くなったのだと思うと嬉しくて堪らない。
すぐに梓は悠によって果てた。悠は梓の中に自分の印を残し、それを抜き出した。行為の後に身体を洗い合うのが堪らなく好きだ。汚してしまったソファーも拭いて、2人で仲良くマロングラッセを食べた。
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