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-閑話-もしもあのとき姫が図書室に居なかったら
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「あずさ!」
「あずさ?」
「…あれ、いない。どこいったんだろ」
悠はそう呟くと、図書室から出て行った。暫く校内を探したのに、梓は見つからないままチャイムがなってしまった。
教室に戻ると梓はいつも通り席に座って本を読んでいた。
話しかけても良いのだが、教室で話すようなことでもないので今日話すことは諦めてまた今度話すことにする。
そうしてチャンスを伺っているうちに、梓にこのことを打ち明けたら気持ち悪いと思われるのでは、今のような関係でいられなくなるのでは、と考えるようになった。
もちろんこのままでいたいわけでは無いが、今の関係が崩れるのはもっと嫌だ。
悠は自分の気持ちを手紙に書いて自分の机の左上の、鍵のかかった棚に封印することにした。その気持ちが冷めるまで。
3年と半年後、悠は地元の公立中に、梓は名門の水花大附属中への進学が決まっていた。
これでもう梓と会うこともほとんどない、彼への恋心も冷める。そう思ってほっとしている自分に自己嫌悪に陥りながら、悠と梓はそれぞれ別の人生を歩み始めた。
*********
ちょっとネタバレっぽい感じになっちゃいました、まぁ元々予想はついていたと思います‼︎
いつも読んでくださりありがとうございます(._.)
拙い文章と物語ですが、これからもマロングラッセをよろしくお願いいたします‼︎ショタは癒しです♪( ´▽`)
悠「よろしく!」
梓「…」
悠「梓、知らない人じゃないんだから…」
梓「……よろしく、おねがいします」
悠「へへっ、ごほうびー…わしゃわしゃ」
梓「っ、悠…みんな見てる…」
悠「うん、わざと!」
梓「んもぅ…悠だから、ゆるしてあげる。」
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