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侵略者3
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-結女side-
また。またまたまた!!もうっ!なんでいっつも悠が梓君の隣なの!?クラス公認!?なにそれっ。私だって、梓君の隣座りたいのに。修学旅行、最後の思い出くらいいいよね?梓君の隣。
「悠ばっかりいっつも梓君の隣でずるい!私も梓君の隣に座りたいのに!」
……こんなわがままみたいな言い方するつもりじゃなかった。でも、悠も動揺してるっぽいし。成功、したかも?あと、あと一押し!がんばれ、あたし!
「ね、梓君?悠といつも一緒にいるからたまには私が隣でもいいでしょ?」
梓君押しに弱いし。いける!
「じゃあ梓、大塚の隣座れば?」
「えっ…」
えっ、悠!?悠が味方!?ラッキー!悠まで味方につければ、もう勝ったも同然よね!
「ほらっ、悠もそう言ってるんだし!」
「…う、うん。そうだ、ね」
うん、あたしの計算通り。悠の行動は予想外だったけど、世の中思い通りにできないことなんてないんじゃない?何て思っちゃう。ここは少しでも、女の子アピールしとかないとねっ!
「うふふ、やった。梓君の隣もらっちゃったぁ」
よっしゃあじゃなくて、やった。語尾には「ぁ」。うん、満点。完璧。
あとは悠モテるし、隣くらい簡単に決まるでしょ?梓君の隣とったら、もうこっちのもんでしょ?自分で言うのもなんだけど、あたし可愛いし。修学旅行、楽しみだなぁ…
美枝とかゆう裏ありそうな女と目合ったから取り敢えず笑っとこっと。
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