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誕生日 #2
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「 ...また大貴? 」
「 ううん、大ちゃんは悪くないよ、俺が弱いだけ。 」
折角来てくれたのに思い空気になっちゃうな...
「 あの、来てくれて本当ありがとね!俺本当うれし、 」
「 涼介、、僕、涼介に会いたかった 」
いきなり下を向いて申し訳なさそうに話す知念
あまり深い意味は無いと思う、多分
「 僕、大貴と涼介を応援できない。涼介が好きなの 」
そのうち流し始める涙
その涙は綺麗に輝いて咲き誇るように伝っていく
「 2番目でいい、2番目でいいから... 」
「 知念 」
ビクッと肩を揺らし恐る恐るあげる顔は
もう怯えきった犬のよう
「 1番目じゃ、ダメかな? 」
気付かないふりしてたんだ
大ちゃんが少しずつ俺と一緒にいる機会が無くなって
ずっとそばに寄り添ってくれた知念
知念のことが好きだなんて
ずっと気付かないふり
でもそれがどれだけ辛いことなのかわかってなかった
「 本当に知念の全部、もらっていいの? 」
暗がりの部屋に1人がベッドで覆いかぶさる影が映る
好きな人の初めてと全ては大切なもの
そして最高の誕生日プレゼント
____『 涼介だからいいの、でも、優しくね、? 』
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