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ヤキモチ。
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side空
俺がご飯を作るからと。スーパーで咲夜兄さんと買い物をした。
二人きりで、ご飯と思っていたのに、
なんで。龍さんが。
「龍さん!なんできたの?今日は龍さんが食べるご飯はないよ。」 空
「毎度毎度、おなじよーにつっかかってくんな。チビ。」龍
「今日は特別なの!ばーか、つり目KY」空
「降ろすぞ?あぁ?」龍
いつもこう。
龍さんは、咲夜兄さんのこと好きで、咲夜兄さんもなんでも話せる人らしい。
頼られてる。
俺は。この人が気に入らない。
家では何も話さない。
弱いところを見せてくれない
傷ついて溜め込んで
苦しくても辛くても、俺たちの前では
強がってる。
俺は支えてあげたいのに
何もさせてくれない。
「龍。おとなげねーぞ。空が可哀想だろ?俺も今日はくるなっていったろーが。」咲夜
「ちっ。さくや。はぁ。わかった。今日はかえってやる。」龍
「かえれかえれ!!べー。」空
「このクソ小坊主。」 龍、
「今度俺の手作り弁当持っててやるから、な?龍。いらないならこのまま。ここで喧嘩してもいいぞ?」咲夜
「うぐっ、わるかった。帰る。」龍
龍さんは帰っていった。
咲夜兄さんの見たこともない表情を向けられてる龍さんにぼくは、
嫉妬していた。
「空?どーした?」咲夜
咲夜兄さんは、優しく笑いかける。
兄としての、顔。
「咲夜にぃさん。俺、もっと頼られるような弟になるから。」
空。
「そうだな。待ってる。」咲夜
俺はこの日から嫉妬するのではなく、
もっと、強くなろうと思った。
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