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4.3
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「こんばんは」
「「うわっ⁉︎」」
俺達の顔を覗き込む様にスッと現れた峰塚さんに、菅野さんと2人声を合わせて驚く。
ビックリした!
つーか、何だ、もうそんな時間なのか!
「みっ、峰塚さん!急に、驚いたじゃないですか!」
「そうか、悪かったな」
「じゃあ、江野くん。その話はまた今度ね〜♪どうぞ、ごゆっくり〜」
「あっ、はい。また、今度お願いします!ってか、俺達はそういうのじゃ…!」
「ふふふふふー」
恐らくニヤけているのだろう、口元を押さえ、変な笑い声を発しながら菅野さんは足早にその場を去っていった。
「…良かったのか?」
「あっ、はい。大丈夫ですよ」
笑顔で返答する俺に対して、峰塚さんはいつも通り無表情…
ん?でも、何だろ。
峰塚さんが、左に流れている前髪を少し指で摘んで弄りだした。
最近、俺は峰塚さんのちょっとした表情や仕草、言動で、感情の変化に気付く様になった。
嬉しい時や楽しい時は、凝視しないとわからない程度だが、ほんの少し口角を上げて、微笑んでくれる。
怒った時は、表情は特に変わらないが異常な程、罵倒し、目をギラつかせ、怒ってますよオーラを出す。
そして、不機嫌な時は…
自分の前髪を弄る癖があるみたいだ。
「あの〜峰塚さん。何かありました?」
「別に、何もないけど」
「でも…なんか、」
「それより、今日は定時であがれそうか?」
「はい、今日は大丈夫だと思います、けど…」
「じゃあ、何時もの場所で待ってる」
「あっ、はい」
気のせいじゃ、ない…よな?
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