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7.3
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「で、なんでお前も着いて来たんだ?」
「え〜たまには奢って下さいよ、部長〜」
「お前は、こうゆう時だけ…」
「まぁ、そう言うなよ。なっ、碧♪」
俺の行きつけの、何時ものファミリーレストラン。
いつもは1人で端に座ってるけど、今日は男3人で窓際のスペースに腰を掛けてる。
しかし…何故こんなことになったんだろう。
2人で食事をするの、実は、かなり、楽しみにしてたんだけどな…。
それにしても、この2人って凄く仲良いよな。
上司と部下ってだけで、こんなにも仲良くなったりするのか…?
あと、碧って名前で呼ぶのも…
凄く気になる。
「あのー…つかぬ事お聞きしますが、お二人は…上司と部下の関係なんですよね?」
「ああ、俺達ねぇ。上司と部下なんだけど…実は幼馴染でもあるんだ〜」
そう言って、双海さんは峰塚さんの肩を抱き寄せる。
背の低い細身のその身体は、双海さんの腕にスッポリと収まっていた。
途端に峰塚さんはその腕を思い切り捻り倒した。
「痛い痛い〜!碧、ギブギブー」
「…調子乗ってんじゃねぇ」
「もー碧はいつも容赦ねぇなぁ〜」
普段の無表情な峰塚さんからは、読めない様な身のこなしに驚く。
えっ、今見えなかった…。
双海さんは痛かったわ〜と笑いながら、峰塚さんの頭をぽんぽんと叩く。
どうやら、彼らにとって、この光景が日常的らしい。
この人達の関係って…
上司と部下の幼馴染…なだけなのか?
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