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「そういえば、この漫画早く読みたかったんだ〜」
自分が注文した料理を食べ終わると、双海さんは先程購入していた漫画を開け始めた。
えっ、今ここで読むのか⁉︎
「あの…」
「おい、双海」
「え〜なに〜?」
「そういうのは、家でゆっくり読むに限るぞ」
「ん〜それもそうだな」
えっ⁉︎そういうことじゃなくないか⁉︎
人前でその漫画読むのは度胸がいるというか、寧ろ周りの人が気を使うというか…。
ちょっと、この人達の感覚が俺には理解出来ない…。
「ちょっと、御手洗い行ってくる」
「はーい、いってらっしゃーい」
「…いいか?俺がいない間に此処で開けるなよ?」
そういいながら席を立つ峰塚さん。
去り際に、俺の頭を撫でて、デザート頼んでいいぞと微笑んでくれた。
うわああ、頭撫でられたーー‼︎
心臓をバクバクさせながら、きっと真っ赤になっている顔を隠すべく、俯くと…
双海さんが目の前にメニュー表を差し出してくれた。
「あっ、ありがとうございます!」
受け取ろうと手を出すと、メニュー表はスッと下げられて、横から例の漫画が差し出される。
2人の男が絡み合った表紙が俺の目の前に現れた。
『ツンデレSM調教論』そう描かれた作品名に、俺の冷や汗は止まらない。
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