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「今日は普通に抱く」
「っ?」
「痛くしないって言ってる。まあ、サク次第だけど」
服を脱ぎながらそう告げると、驚いたように瞳を大きく見開くから……笑いたくなる。
「……っあ」
「なんだ?」
脱いだシャツを備え付けのカウチソファーへと置いたところで、予想通りの声が聞こえるが、敢えて気づかぬ振りをした。
「恭……背中、龍が……」
「ああ、入れ墨を見るのは初めてか?」
これまで意図して上半身を隠してきたから、きっと驚いたのだろう……頷きながらも視線を逸らさずジッとこちらを見つめている。
「……触っても…いい?」
ベッドに乗り上げ覆い被さったところで小さく囁く声。
怖がるだろうと思っていただけに、恭は多少面食らったが、「ああ」と告げて起き上がり、咲夜に背中を向けて座った。
「綺麗……恭に、良く似合ってる」
そっと背中へと触れた指先が、背中一面に彫られた龍の鱗や輪郭部分をなぞる。その掌が、大切な物を慈しむように動くから……どうしていいか分からなくなり、振り返りざま恭は咲夜の薄い体を押し倒し、手首を掴んでベッドの上へと少し乱暴に縫いつけた。
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