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二話
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「おはようございます。」
挨拶を連続でもらい、
「おはようございます。」
すかさず返す。
私の向かいの席は立花先生。
教科は英語で男子テニス部の顧問。丸眼鏡が特徴で同期で親しい先生。
「おはようございます、矢野先生。今日も早いですね。」
「そんな事無いですよ。」
「オーバーヒートしないように気を付けて。」
「分かってますってー。」
左隣は佐藤先生。
教科は数学で陸上部の顧問。
右隣は通路である。
朝の仕事が片付き、ほっと一息を入れるためにダージリンのティーパックをカップに入れた。
「ハァ……」
早く来ると一息入れられるのが良いと思う。
「矢野先生は紅茶好きなんですか?」
新卒の高橋先生だ。
教科は社会で演劇部の顧問。女性の先生で今や生徒のアイドル。
今は職員を知るために調査中と聞いた。
「はい。好きですよ。」
「私も紅茶好きです♪」
新卒だフレッシュ、健気だなぁ。羨ましい……
そんな事を考えていたら朝のホームルームに向かっていた。
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